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自律神経を深く理解しましょう

1.自律神経を深く理解しましょう

自律神経って様々な病気と深く関わっています。
みなさんも一緒にぜひ勉強していきましょう。


「自律神経」をよく研究し、様々な臨床などを行っていた研究者に、元新潟医大・日本免疫学会の重鎮、
安保徹(あぼ とおる)医師がいらっしゃいました。安保先生は多くの医師から慕われ「免疫学」にも精通しておられました。
師は、「薬はいらない」、「薬をやめたら病気は治る」という言葉を強調しておられ、日本中にある意味勇気を与えた言葉として知られています。
安保先生は以前「自律神経」の特別な働きについて、いくつか研究発表されており、「本質的に治る医学」を目指されていた方です。
20~30年前、自律神経は癌を始め多くの疾患を治す可能性がある神経として、脚光を浴びていた時期があります。
「湯治場へ行ってゆっくりお湯につかり癌を治す」。「ストレスから離れ、病気を治そう」といったように、
自律神経を「整える」のではなく、「回復」させる提言が多くの医学者から指摘されていました。
その当時は何人もの医師や研究者から自律神経について話題が出たり、色々なメディアにも取り上げられておりましたが、
安保先生を最後に、その声も姿もいつの間にか消えてしまったようです。今でこそ殆どいらっしゃらないようですが、
20~30年前は「本質的に治る医学」を目指している方は大勢いらっしゃったことだけ、ここで触れておきたいと思います。


現在の「自律神経」についての説明文は、完全にコピーしたかのようにただ、
「調節する神経」、「交感神経と副交感神経はコントロールし合うもの」といった単調なものしか出てきません。
以前は多岐にわたって解説されていた自律神経でしたが、日が経つにつれ多くの注目すべき見解は何故か姿を消していっているようです。
では今一度、新たな見解とともに「自律神経の本当の姿」をここに照らし出してみましょう。まず始めに、2つの実話を皆さんに見て頂きたいと思います。 「病気」が治っていくメカニズムが良く現れた実話です。ここに「自律神経」の能力、働きが如実に表れています。


2.自律神経と病気

①『末期癌だったお父さん』


夏真っ盛りのとある日、窓の外を眺めている50代の男性が居ました。2階からの眺めでふと、下に目をやると、
汗をかきながら一生懸命自転車のペダルをこぐ中年女性が目に留まります。
自転車の前かごには大きな洗濯袋が載せてあります。50代男性の妻が、新しい洗濯物をご主人の居る病院まで運んでくれている光景でした。
ご主人は末期癌で余命3ヶ月の診断を受けていました。ご主人は病床で、一生懸命尽くしてくれた妻を想い、
「どうせ残された人生だ、残りの人生は妻の為に使っていきたい」と考えあることに気付きます。
「そう言えば家内は、あの山の5合目からの眺めを、一度でいいから見てみたいと言っていたな」。
このご夫婦は山登りが共通の趣味で、毎年沢山の山々を訪れていました。


夫婦で話し合い、延命治療でじっとしているよりも、外に出て山登りの最後を迎えたいと主治医に伝えるも、
「外に出てはいけません」と即座に断られました。ある日ご夫婦は主治医の忠告を退け、病院をそっと抜け出します。
初めの1ヶ月は山登りのための体力作りに専念し、次第に体力が付いていきます。余命3カ月を過ぎ、
5ヶ月目にやっと妻の念願だった山の5合目まで行くことが出来、夫人は大層喜びます。
「余命」のことは夫婦で気にしないようにし、共通の趣味「山登り」をずっと続けます。
1年が過ぎ、3年が過ぎて行きます。ある日ご主人が鏡の前で顔を洗っていると、「顔色の良さ」に気付き、病院で診察を受けます。
すると結果は「体内の癌細胞は全くありません」と言われます。そのことを家に帰り妻に話をすると、妻は大いに喜び、
「もうけものだね。これからは、何1つ気にせず、山登りしようね」と言って、笑顔で答えました。一体ご主人に何が起こったのでしょう。
消えるはずのない末期の癌細胞はどうして消えてしまったのでしょう。


②『重い花粉症だったご家族』

ここにもう1つの話があります。テレビで時々目に入るニュースで、都会に住んでいるある家族の話です。
娘さんとお父さんが「花粉症」に、もう何年も悩まされ、生活に支障が出る程に悪化してきました。
家族で話し合い、「田舎暮らしの生活」を決意し、仕事を辞め家族全員で田舎暮らしを始めます。
慣れない新しい仕事。学校が変わって心配事が増える子供達。ですが1つだけ変わったことがありました。
娘さんとお父さんの悩みだった「花粉症」が、数ヶ月間で全快していたことです。都会暮らしでは、
病院から処方された「薬」をいくら使っても、症状が年々悪化するばかりだった「花粉症」が何故、田舎暮らしをはじめ、
しかも「薬」まで止めてしまったのに治ってしまったのでしょう。


「花粉症」は軽い病気だから治ったのじゃないか。では「末期癌」はどう説明したら良いのでしょう。
実は「病気」の本質は、病気の「軽い」、「重い」ではないのではないでしょうか。一つは「花粉症」、他方は「末期癌」。
全く異なる病気ではありますが、実は両者ともある共通の存在が作用しています。「花粉症」という軽いレベルの病気だけでなく、
「末期癌」という非常に重い病気まで治してしまう存在。それは一体何なのでしょう。


3.病気を駆逐する神経、「自律神経」の本当の姿

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。交感神経は「やる気」、「元気」に相当し、副交感神経は「リラックス」を代名詞にしています。
皆さんが良く聞く「自律神経失調症」。この自律神経失調症は余りに多くの病気をもたらします。
最も重いものが癌と言って良いでしょう。さてここで問題です。精神的疲労と肉体的疲労が長時間、長期間続くと自律神経失調症が現れます。
端的に言えば自律神経が余りのストレスによって「疲弊」し出すからです。では皆さん、
逆に自律神経が活性化され元気になったら病気はどうなると思いますか。そうです、病気は逆に無くなっていく作用に働き始めます。
自律神経が疲れなければ「病気が起きない」。自律神経が疲れ始めると「病気が起こる」のです。


精神的疲労、肉体的疲労が起こると病気が発生する。では自律神経が活性化され元気になるにはどうしたらよいのでしょう。
ヒントは正に上記の2つの実話に隠されています。ではその部分を紐解いていきましょう。


4.「自律神経」が活性化するには、2つの要素が必要


「やる気」、「元気」が充実しているときは「交感神経」が活性化されています。
十分に「リラックス」しているときは「副交感神経」が活性化されております。上記にあった実話①の例を見てみましょう。
主人公のお父さんは病院から宣告され、いつも病院内で「じっとして」いたり、「屋内に閉じこもりっぱなし」であったり、
ずっと「ベッド」に居なければいけませんでした。これでは逆にストレスが溜まっていき病気が発生してしまいます。
ところが意を決して外に飛び出し、ご夫婦の趣味だった登山を満喫して「楽しい時間」を過ごし、「自然を満喫」して大いに楽しみ、
大きな「リラックス」を勝ち取ります。代替すれば正に「やる気」と「元気」、そして「リラックス」の毎日を過ごしていることにお気付き下さい。


実話②のケースを見てみましょう。「花粉症」に悩まされた娘さんとお父さんは都会暮らしです。
24時間眠らない街。車、トラックは家のそばを走り、様々なライトが飛び交い。雑踏の音も睡眠を静かに妨げます。
学校、出勤ではいつも満員の電車や交通渋滞。人込みとデジタルの広告塔。テレビ、スマホからはデジタル情報、デジタル音がいつも目を疲れさせ
、 耳に多くの音を残していきます。さて、これほどのストレス生活を送っていたこのご家族。恐らくどれほどのストレスを抱えていたのか
、 分からなくなっていたのでしょう。そして田舎へ行き、生活環境が一変します。


車、トラックはなく、デジタル広告も見えない。テレビ、スマホから離れ、通学、通勤ラッシュもありません。見渡す限り田園風景が続きます。
町は静かでどこまで行っても大自然の緑が一杯です。両手を広げて息を思いきり吸い込めば、土と緑の香りが胸いっぱいに広がります。
朝は小鳥の鳴き声だけが響き、夜寝るときは雑踏が聞こえず、カエルの鳴き声だけが聞こえてきます。
疲れる毎日から離れ、自然を見つめて「楽しい」、「元気」が蘇ってきたことでしょう。自然の香りを思いきり吸って、
大いに「リラックス」できたことでしょう。


さて、皆さんはもうお気付ではないでしょうか。そうです、見事に「交感神経」と「副交感神経」が活性化された良い一例です。
実は「自律神経」の隠された能力とは、「病気を駆逐する能力がある=治療能力」と言って良いのではないでしょうか。
上記実話の2例では、特段食事のメニューが変わったわけでもなく、目新しいことは何一つ変わっておりません。
変わったことは「自律神経」の変化のみです。スピードが益々加速し、情報は氾濫する一方のストレス社会。これからの社会では、
未来の子供達を守る意味でも「自律神経の働き=治療能力」に注目すべきではないでしょうか。


5.「自律神経」を活性化させるもう一つの方法


神経と呼ばれるものは大別すると、「脳神経」と呼ばれるものは「中枢神経」と言われ、それ以外の神経は「末梢神経」と言っても良いでしょう。
「自律神経」は「末梢神経」の一つであることをまず知っておきましょう。現在の医学研究では、
「末梢神経」は修復・回復する神経であることが判明し、分かってきています。末梢神経の修復で今注目されている栄養素は「ビタミンB12」です。
さてここで、「末梢神経」の仲間である「視神経」に登場してもらいましょう。


皆さんもご経験がおありだと思いますが、長い時間パソコンやスマホをずっと見ていると、目が疲れますよね。
それは「視神経疲労」を起こしているからです。また、目を閉じて長時間「睡眠」をとったり、
デジタル画面から離れ自然のある所に長時間いても目の疲れは取れていきます。目を休めれば、しょぼついていた目や、
見えにくかったものも見えやすくなりますね。さて、「末梢神経」は回復していく神経です。
「視神経」は外界と接する目に関係することから、視界を遮断して目を閉じれば「視神経」という末梢神経は回復していきます。
ところが「自律神経」はどうでしょう。ここで、「自律神経」の分布図などを見てみましょう。


自律神経(交感神経・副交感神経)が調節する、体内の器官は次の通りです。


*涙腺、目、唾液腺、汗腺、立毛筋、甲状腺、心臓、肺、肝臓、すい臓、胃、小腸、大腸、副腎、腎臓、膀胱、子宮。瞳孔の収縮と散大、気道の収縮と拡大、心拍数の増加と減少、血管の収縮と拡張、消化の促進と抑制、ブドウ糖の産生と放出、胆汁の放出、小腸大腸の分泌液の促進と抑制、排尿の促進と抑制、性的興奮(オーガズム等)の促進と抑制、アドレナリン・ノルアドレナリンの分泌を促すなど、殆ど全てに直接係わってきます。上記に挙げた様々な器官、細胞等を回復させ正常化させる有力な方法は正に、「自律神経」そのものを正常化させ、活性化さえすれば、多くの症状や病気が回復するのではないでしょうか。


この図のように「自律神経」は体内の全域に張り巡らされた、巨大な神経です。そして奥にすっぽり入り込み、
外界と接するところも殆どありません。ではどうすれば「自律神経」は活性化されるのでしょう。
冒頭で触れた有力な栄養素は「ビタミンB12」であることはほぼ間違いないことです。
さて「自律神経」という末梢神経はそれだけで修復・活性化されるのでしょうか。
答えは「ノー」です。難病専門「大和鍼灸院」内での臨床結果から、「自律神経」のダメージは、「視神経疲労」から来ることも分かっています。
つまり、「視神経」を回復させる栄養素も必要になってきます。同様に「自律神経」の疲労は、その他多くの神経疲労が関係しております。
ここで要約するならば、「ビタミンB12」、「視神経」を回復させる栄養素、そして臨床結果から目だけでなく疲労している部位が特定できれば、
その部位を回復させる栄養素も同時に吸収出来れば、「自律神経」はいよいよ修復・活性化することが現実となってきます。
その答えは、現在の日本、世界ではいまだ未解明の領域の様です。

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